歯と歯茎の状態を年齢などに置き換えてわかりやすく示す
「口腔年齢」チェックが
一般の歯科医院にも広がり始めた。
歯科衛生士などが専用のソフトを使って診断する。
同ソフトを扱うジーシー(東京・板橋)によると
全国100近くの歯科医院や歯科医師会がソフトを導入済み。
歯茎は加齢に伴って黒ずみ、つやを失い、歯周病にかかりやすくなる。
しかし日頃から口腔年齢を意識した
ケアをすれば、実年齢相応の状態を保てるだけでなく
若返りさえ可能だという。
年齢算出の基本は虫歯の処理をしていない健全な歯の本数
さらに口の中を6エリアに分け、それぞれについて歯石や歯茎
の炎症の有無、歯と歯茎のすき間にできる歯周ポケットの深さを測定する。
これらのデータを日本人の平均値と照らし合わせ
年齢を算出する
すべての歯と歯茎が健全なら9.9歳とされ
そこから虫歯や歯周ポケットの深さなどによって
評価が減点される。
最高年齢と分析された場合は98.1歳
「口腔年齢は日頃のケアで若返ることもある」
(日経 2006.6.3 朝刊S18面)