休日に地域の清掃や防犯活動をするボランティアを対象に
自治体がトラックやワゴンなどの公用車を無料で
貸し出す動きが広がっている。
市民団体はごみや資材の搬送手段は悩みの種だけに公用車
の有効活用を歓迎。
自治体側の「土日に眠っていた車が地域の美化や安全に
役立つなら」と話している。
(日本経済新聞 2006.10.21 夕刊10面)
茨城県龍ヶ崎市は6月から
トラックやダンプ、ワゴン車など公用車8台の
無料貸出しを始めた。
対象は市内の道路、河川、公園、公共施設の清掃
などを行う市民団体で、営利目的や宗教・政治団体
などは含まない。
貸出すのは年末年始を除く土日・祝日の午前8時半から午後5時
までで公務に使わないとき。
貸出し中に車輌を損傷させたり事故もあったりした場合は
使用者側の責任で対応しなければならない。
福岡県筑後市も6月から
平日の午後5時~8時と土日・祝日に軽トラックなど
4台の無料貸出しを始めた。
4月から閉庁日に軽トラック2台を貸出している
神奈川県茅ヶ崎市
公共施設に花壇を造るNPO法人や田畑づくりを支援する
団体が利用。
一昨年4月に導入ぢた
大阪府寝屋川市では、徐徐に利用が増えている。