業務の一部を民間業者が担うPFI刑務所
「喜連川社会復帰促進センター」(栃木県)
が完成。
身体障害や精神・知的障害のある受刑者の収容棟を設置
民間のノウハウを活用した特別プログラムが注目されている。
セコムや小学館プロダクションなど7社で構成する
民間会社「社会復帰サポート喜連川」が警備や教育プログラムなどを
担当
主要対象は刑期が懲役1年以上8年未満の男性受刑者で
定員2,000人
うち障害者は500人
今後、順次受刑者を収容していく。
障害者へのプログラムとして
理学療法士によるリハビリテーションをはじめ
作業療法の一環としてモザイクタイルの制作や
フラワーアレジメント教室などを予定している。
障害者のために運動スペース付きの個室も備え
散歩による精神安定効果を狙った庭園型運動場も整備
PFI刑務所は同センターのほか
精神・知的障害者を収容する
「播磨社会復帰促進センター」(兵庫県加古川市)もこのほど完成
「美祢社会復帰促進センター」と合わせて
3箇所となった。
(日本経済新聞 2007.10.14 朝刊38面)