廃棄された陶器を細かく砕き、新たな陶器の材料に再利用

美濃焼の窯元 山津製陶では機械が粘土を次々に切り出し
型に入れて皿や茶碗に成型していく。
外見は普通に食器だが、割れたり壊れたりした陶器を
約1,000分の1ミリに砕いて粘土に混ぜている。

同社では使用済み廃陶器の再利用に努めており
給食用食器には20%
一般食器では4%ほど廃陶器の粉末を混ぜている。

強度を高めるためだが
通常混ぜるアルミナは製造過程で温暖化ガスの二酸化炭素が
沢山でる変わりに廃陶器を砕いて混ぜることで二酸化炭素の
発生を減らそうと考えた。

廃陶器の再利用は回収・運搬から粉砕・粘土化・販売まで
様々な業種の連携が不可欠。
食器製造・流通など38社・団体で構成する「グリーンライフ21」が
協力して2000年から始めた。
再生食器は美濃焼製品の0.5%にとどまるが、さらに増えそうだ。

NPO法人中部リサイクル運動市民の会は
回収活動を月に約100回実施
「不燃ごみとして捨てるのはもったいないと、主婦の持ち込みが増えている」
と永田秀和代表理事は話す。

(日本経済新聞 2008.2.7 夕刊1面)



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