車いす空手

miho

2007年05月16日 11:50

日本空手松涛連盟県本部は
昨年亡くなった同連盟の設立者浅井哲彦さんが考案した

「障害者車いす空手道」を広めようと
静岡市内で指導者を養成している。

県本部の役員が養護学校に足を運び
子どもたちに演武を見せるなどの普及活動も進めている。

「車いす空手道」の試合は組手がなく、形のみ。
浅井さんが8年前に考案し
「空手を健常者だけでなく、高齢者、障害者にも
楽しめるスポーツにしたい」と考え

同連盟の国内外の選手に伝えた。

形はさまざまな「突き」と「受け」を組み合わせた。
段位は初段から5段まである。
上半身の形の正確さと車いすの動作の正確さの
2種類を審査して
各5点、10点満点で評価する。

3人1組の団体戦もあり
一人ひとりの形の正確さとともに
息のあった演武で勝敗を争うルール。
障害の重度による加点制度も検討している。

(静岡新聞 2007.5.16 朝刊21面)

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