外食する時に、お好み焼きや鍋、焼肉などを1人で楽しむ
消費者が増えている。
1人分の調理機器付きカウンター席を用意し
食べきれる量のメニューを置く店が
最近多くなってきたためだ。
こうした料理は家族や職場の同僚などと一緒にテーブルを
囲むことが多いが、買い物ついでや仕事帰りなどに
「1人でも無性に食べたい」というときに、男性だけでなく
主婦や若い女性も重宝している。
お好み焼き店「鶴橋風月 ヨドバシ吉祥寺店」(東京都武蔵野市)
お店の入口からは1人際すの鉄板があるカウンター席がよく見える。
通常サイズより一回り小さいお好み焼きのある。
カウンター席を利用する1人客は、平日夜だとざっと1割
男性に加え、若い女性の姿も目立つ。
「肉の正直の食堂」(東京・大田)
1人用IH調理器が目の前に置いてあり、自分好みに焼いたり
煮炊きできる。
首都圏にある6店では出店を始めた昨秋から8月までの累計で
客数、売り上げとも計画の2割り増し
「牛角」
1人で利用する男性客は1ヶ月に2回程度来店するケースが多く
客単価もグループ客とほぼ同じ
「つぼ八」(東京・中央)
昨年10月、東京・中野に開いたしゃぶしゃぶ店「八蝶」でも
1人用IH調理器を備えたカウンター席を2・3度気軽に
利用する人が目立つ
(日本経済新聞 2007・9・7 朝刊31面)