浜松のシティーホテルが、地元食材を生かした
「地産地消」の取り組みに知恵を絞っている
食の安全・安心への関心が高まる中、レストランのメニューに
取り入れたり、地産見学を織り交ぜたツアーを企画するなどして
利用客増を狙う。
・ホテルコンコルド浜松
来年1月、5つの飲食店すべてで「地産地消レストランフェア」を計画
JAとぴあ浜松と共同歩調を取り、食材が最も豊富なこの時期の集客
アップを図る。セロリ、新たまねぎ、甘みのある「キャンディキャベツ」
など地元食材約30種を使ったランチやディナーメニュー、ケーキなどを
用意する。
・オークラアクトシティホテル浜松
県中遠農林事務所と連携。野菜産地を巡って収穫を体験し、午後にはその
産地の食材を使ったコース料理を味わう「遠州まるかじり紀行」を開催。
既に4月から3回実施し、定員を上回る応募があった。
浜名漁協などと提携して「遠州うまいもの紀行」も始めており、来年には
お茶づくしの「遠州お茶紀行」を予定
・浜松名鉄ホテル
とぴあ浜松の協力で今春、館内4つのレストランで2ヶ月、遠州地方の食材
を使った地産池消フェアを開催。その後も、各レストランで地元食材を生かした
メニューを提供している。
(中日新聞 2007.12.20 朝刊9面)