車いすのままタクシーの開発
国土交通省は28日までに
車いすのまま乗車できて
一般客向けの流し営業にも使えるタクシー車輌の開発を始めた。
欧米で導入されている福祉型兼用のタクシー車輌を参考に
自動車メーカーと共同で本年度中に試作車を完成させ普及を目指す方針
欧米で実用化されたタクシー車輌は、車いすで乗り込もうとする際には
後部座席を折りたたんでスペースをつくり
車内から乗降スロープを引き出して固定
車いすで入る仕組み
国内では、駅で乗客を待ったり
街中を流している一般タクシーは全国で約27万台
車いすのまま乗り込めるタクシーはなく
障害者や高齢者らからは「車いすのまま乗り降りしやすい
タクシーにしてほしい」との要望が高まっている。
また現在、国内の自動車メーカーが販売している車いすのまま
乗り込める車輌は、主にリフト付きのワンボックス型
燃費が悪く、流し営業に求められる業界の耐久性の目安
も満たしていないため
一般タクシーとしては使用されていない。
(静岡新聞 2008.6.29 朝刊3面)
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