里山プランナー
過疎・高齢化で存続が危ぶまれる「限界集落」
その助っ人として”里山プランナー”
地元住民と協力して耕作放棄地など見捨てられた
地域資源を掘り起こし
再び活用・管理することで集落再生を目指す。
島根県中山間地域研究センターが送り込んだ
里山プランナーは、島根県浜田市の山間部、弥栄地区に入った。
13年間も耕作されないまま草木が生い茂っていた棚田の
草を取り、畝をお越し、菜種をまいた。
集落の一戸一戸を回って住民の話を行聞くとともに
地元浜田市にある島根県立大学の学生を集めて
ボランティア部隊「里山レンジャー」も結成。
学生らと一緒に空き家や柿ノ木、田畑など地域の資源を
くまなく調査
草刈りなどの農作業の手伝いもする。
別の集落では荒涼としていた耕作放棄地を復元する実験も進めている。
昨秋は学生らが御神輿を担いで集落の神社の秋祭りを
復活させた。
(日本経済新聞 2008.5.13 夕刊5面)
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