ごみ量削減へリサイクル推進

miho

2006年04月17日 14:50

ごみの最終処分量削減に向け、分別収集を強化しようという動きが全国の自治体に広がりつつある。
プラスチック容器や包装類などをごみから排除
リサイクルに回そうという取り組み。
「循環型社会」実現に向けて、住民の関心も高まりつつあるようだ。

【横浜市】
2005年4月から全市でごみの分別収集強化に乗り出した。
従来の5分別7品目から10分別15品目に細分化
分別されていないごみの収集は”拒否”される。
分別収集強化にあたり、市は1万回以上の説明会を開催。担当職員が週末や夜間に町内会
などを訪問。住民の疑問に答えた。

成果は1年目から出始めた、30%の目標は早くも達成できた模様

【静岡県沼津市】
日本で資源ごみの分別収集に初めて取り組んだ市とされる。
資源ごみの分別収集を始めたのが1975年4月
分別収集を始めると「自治会の間でも競争意識が働いた」資源ごみを売却した収入を、量に応じて各自治会に配布したことも、住民に意識付けに役立った。

【名古屋市】
家庭から出る生ごみをさらに分別することでごみ減量の道を探っている。
さらに削減を進めるために目を付けたのが”生ごみ”の資源化
例えば魚。大きな骨は可燃ごみだが、小さな骨は資源
04年からモデル地区として南区の7200世帯を対象に実施
資源として集めたものは堆肥にしている。
10年度までに家庭用生ごみの2割削減を目指している。

(日経 2006.4.17 朝刊27面)

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