環境省の取り組み 途上国の電子ごみ

miho

2006年02月21日 10:59

環境省は、発展途上国で発生した携帯電話や液晶テレビなどの電子部品ごみを日本に輸入し、国内のリサイクルを促進する方針を固めた。

3月に開かれる「3Rイニシアチブ高級レベル事務会合」に提案。

環境省によると、途上国では電子ごみのリサイクル処理の過程で、ごみを溶かして金やプラチナなどの金属を取り出す際に、汚水を浄化せずに垂れ流すなど環境汚染が問題になっている。

液晶パネルに含まれる「インジウム」は毒性が強く、アジア地域ではリサイクル処理技術がない。
インジウムは採掘可能な量が約7.5年分しかない希少な金属。

(中日 2006.2.21 朝刊3面)

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